共同経営といいながら株式を保持していないことに不安が

相談内容

この度、前の職場の上司といっしょに新設法人を立ち上げました。
その際、共同経営という話で進めていたのですが資本金をその先輩66.6%、外部から33.3%で設定しまして、私の株式はゼロです。

 

無知だったところもありあまり気にしてなかったのですが、周りの経営者から早めに株式を過半数取得していた方がいいと言われます。
現社長は兄のような関係で、上記伝えたところ、了承ももらいましたが、外部株式も入っているため、どうすればいいのか分かりません
ご教授願えますでしょうか宜しくお願いします


回答

貴方の相談内容をまとめてみると
 
① 共同経営といいながら自分が株式を保持していないことに不安がある。

② いまから株式を保持したいがどうすればよいのか ということになります。

ということになります。
 

① については新設会社に貴方は金銭又は現物の出資をしたのに株式が渡されていないということでしたら、貴方の出資額分に相当する株式を受ける権利があります。
その場合、会社の資本金額を発行済株式数で割った金額が一株の価格となりますから、貴方の出資額を一株の価格で割ってでた数の株式を受け取る権利があります。

 

ところが出資したつもりが、株式に当てられないのであれば、貴方からその新設会社に出資相当額を貸し付けていることになります。そうであれば会社への貸付金を証明する金銭消費貸借証書を会社からもらって、将来返済してもらう必要があります。

 

② については、①で回答した前半の部分で株式を受け取ることを主張すべきです。
ただし過半数ということにこだわる意味がわかりません。「先輩」にしても「外部」にしても「貴方」にしても、あくまでもそれぞれの出資額に応じたが株式を保有すべきです。その結果が貴方の持分が過半数になるのかどうかは別問題です。

 

会社への支配権(役員人事等)について不安なため過半数を問題にしているのなら、そもそも共同経営の形態をとった事に無理があることになります。

文面から回答できるのはこの程度です。

以上です。